レンズヒーター自作
急に寒くなりましたね.
夜に星野写真を撮っているとレンズに露がついて曇り,撮影できなくなります.
この対策にレンズの前玉を温めるレンズヒーターというものが有ります.
しかし,望遠鏡用の市販品は高く,カメラ用で一部売っているものもあるんですが,
ちょっと高いなーということで自作してみました.
材料は熱源となるニクロム線と熱拡散用のアルミホイル,外側に巻いて断熱にするスポンジ,固定用のベルクロ,配線用に適当なUSBケーブルといったところです.
作製は台紙にニクロム線を巻いて,さらに紙を巻いて電気的に絶縁します.それをアルミホイルで巻いて熱拡散を良くし,外側にスポンジとベルクロを取り付けました.配線は適当につないで接続部だけは熱収縮チューブを使いました.(ニクロム線は半田つきません.)
使ったのは0.26mm径のニクロム線でだいたい30Ω/mぐらいの抵抗だったので30cmほどにして作りました.計ったら9Ωになったので5V0.6Aぐらいです.熱すぎずちょうど良いぐらいじゃないかなと思います.
これ作った時についでにUSBバッテリーも新調しました.写真に写っているとおり,話題になってたcheero Power Plus 3です.cherroから買うと期間限定で2780円でした.
cheero Power Plus 3 13400mAh 大容量 モバイルバッテリー
- 出版社/メーカー: cheero
- メディア: エレクトロニクス
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ヒーター自体は200円ぐらいで出来たのでとっても安い!
ただ,対角線魚眼みたいな前玉とフード,ピンとリングの位置が近い奴はヒーターを付けるとテープの幅が太すぎて微妙です.細くすると熱が集中してしまうので上手く熱を伝える工夫が必要ですね.上手く出来たらまた書きます.